大きく開いた胸元を一気にズリ下げると、布地から解放された白く見事な、
小麦をしてうしちちと呼ばせる巨乳が姿を現す。まろびだされた反動で柔乳はたゆっと揺れ弾み、やがて安定する。
 とても若干十七歳とは思えないほどの、『爆乳』と言っても何ら差し支えない双乳、なのに決して垂れることはなく美しい半円を描き、一呼吸ごとに微かに揺れその度に服の上からも確認できた大きさの割に控えめな薄桃色の突起がさりげなく自己主張する。
 「ちょ……ちょちょ! こ、ここ、今度は、何を」
 まさに『混乱』(カオス)に陥りながら、秋雄はおそるおそる声をスクラッチさせ尋ねる。
露出した胸以外はいつもの格好であるため、それが奇妙なコントラストを生み巨乳趣味を持たぬ彼をもドギマギさせているのだ。
というか仮にも『生』の女性にこんな形で迫られたらこうならない方がどうかしている。それも、タイプじゃないとはいえ明らかに規格外の美少女に。
アニメキャラなのに『生』というのも面妖だが、何せ普段の彼女は小麦などかすむ圧倒的人気ぶりを見せつける新人グラビアアイドルなのだから。
 が、同時に世の男どもが熱狂して止まない“モノ”をその例外であるところの自分が間近にしているという複雑な思いもあった。
 「くすくすくす……あんなまな板ナースなんかじゃあ絶対ぜったいぜーったいにできないようなコトをシテ上げますわ。ほら……ココを、こぉしてねーー♪」
 思いが混濁している彼を余所に上半身をやや倒し、乳房を両手で押さえ固定させ、ペニスを谷間へと導き挟みつけた。左右から押し込められた生乳はその中心の勃起を圧迫せんばかりにひしゃげ、その形を変える。 
 「ぐっーーーーー!?」
 両乳が竿に亀頭に押し寄せる刺激が脳髄に奔った。

 「あなたのお○ンポ、こんなにおっきいクセにわたくしの胸の谷間に隠れちゃいましたわよ♪ ねぇーー」
 それを確認したようにこよりは悪戯っぽく微笑み、軽く両手を動かしてみる。
 ずにゅずにゅと、挟み込んだ勃起を擦る柔乳。肉棒を包む暖かな弾力による摩擦の刺激は、
未だ本格的に行為を開始してないのにもかかわらず先ほどの激しい口淫に迫ろうとしている。
 「んッ……ぐーー!?」
 「あらあら♪ これしきのことで音を上げて貰っては私としても困っちゃいますわ。
 本当に気持ちよくなるのはこれからーーあなたの忌み嫌うこのムネの良さをゆっくりたっぷりのーんびりと教えてあげますのに♪ 
 ふふ、さぁ…このおっぱいでしごいてあげる……お○んちんから真っ白なせーえき、一滴残らず絞り出してあ・げ・るでございますわ♪」
 こよりはそのむっちりとした乳を指の間から肉がはみ出すほどに押し込めると上体ごと両腕を上下させた

 ーーーずりゅ、ずりゅ、ずにゅ、ずにゅんッ!

 腰を支点とし、肉乳を介して怒張を擦り上げる両手との二重奏。
 フェラチオで怒張にたっぷりにデコレートされた唾液と乳谷の汗の滑りでパイズリは思いの外スムーズに進む。
 「ほぅらほらほらぁ♪ どうなのー? わたくしの胸、すごく柔らかくって、あったかくって、気持ちいいでしょ〜? 貴方、今まで、オナニーしてたときは、
ずっとあのへっぽこ貧乳ナースのコトばかり考えてたんでしょう? でもね、んッーー直ぐに、頭の中私のことでいっぱいにーーんぁあ、してあげますわ……ッ♪」

 掌で覆いきれないほどの巨乳の肌の弾力と圧力、そして上下の摩擦でペニスをあらゆる方向から挟み込み、覆い隠し、扱き上げていく。
柔らかいだけじゃあない、メロンのようだがゴム鞠のような肉球の奉仕は、普通の男ならあっという間に果てているほどに絶品だ。
だが、彼はといえば未だ喪わぬ小麦への強烈な想いが肉体の訴える快楽をどうにか押さえ込んでいた。
 「そ…んなこと、ない……! ぜ、全然………ーー」
 だめ、だ……! 動けないーーーー!
 乳肉が上下するごとに訪れる、とろけそうに甘美なる痺れを必死に気にしまいと、秋雄の口からそれだけが上擦って漏れ出る。
 「またご冗談を。っこ、んなにお○ンポ固くして……! はあっ、何を言ってるのかしらねっ、ふぁ、私のパイズリであなたのお○んちん、胸の中で、あはっん♪ どんどんおっきくなって、どんどん熱くなってーー! わた、くしのおっぱいも、扱くたびにあ、熱くてーーあ、あん!」
 ペニスを通じて、乳房から直に伝わるこよりの鼓動と体温が、擦り上げていくたびに高まっていくことから、この行為はこより自身をも感じさせてしまっているのが解る。
情欲にとろんとした双眸、上気した頬。漏れる甘い吐息。なのに彼女はともすれば主導権を握られかねないこの情況すら愉しんでいるようにも思える。
 切ない息をはきっぱなしの口元から漏れ出る唾液がシェイクされる谷間に流れ落ち、更に更にパイズリを潤滑させる。
しゅっ、しゅっと皮膚が擦れる摩擦音が次第にずちゅずちゅとしたいやらしい水音へと生まれ変わっていく。
 「わっ、わたくしも、わたくしもキモチいいですわ、よ……! あッ! あはッ! お、お○んちん、わたくしのおっぱい、抉ってるみたいっ! ほ、ほらぁ、もっと、もっといっぱい擦ってあ、げますわーーー♪」

 ーーずにゅ、ずちゅっ、ずりゅッ、ぐにゅ、ぐにゅぐにゅんーー!
 
 乳を中央に寄せて上下にたゆんたゆん揺さぶるごとに赤黒い亀頭が見えくれする。彼女をうならせるほどの怒張も、あのメイド服をぱっつんぱっつんに押し上げるうしちちにかかれば見る影もない位に埋もれ、包み込まれてしまう。
 乳肉に嬲られる摩擦音と、重い下乳が下腹部にぴた、ぴたんと叩きつけられる音が奇妙な調和を奏でる。
 「うぅ……ぐッ……ーー!」
 肉棒から伝わる肉体的な悦楽と、乳の打音で自分がパイズリされてるという、本能的な被虐感が少しずつ、だが着実に彼を昇らせる。
 「あ! んッ! 貴方の嫌い…なおっきな胸で、お○んちん、ここまでシゴかれて、るのに、ふぅ、んっ♪ こ、こんなに、ふぁ……!
 あ、なたのが、ビクビクッ! てぇ震えて、おっぱいで擦られてこんなに、いっぱいおっきくして歓んでーーんあッ♪ はぁっ♪
 や、やっぱりほんとぉはッ、好きなんじゃあないのっ? ほ、ほんとぉは、ずっとわたくしに、こぉしてほしかったんでしょお……ね、ねぇーー!」
 「……………ッッ!」
 彼は、答えない。下手に答えてしまうとそこをねちねちとつけ込まれてしまうのがオチだ。だから、こうすることこそが唯一の抗議と言えたーーのだが。 
 「まぁ、強情ですこと♪ いい加減、素直になればいいのに、私には全部解ってますわよー。それとも、緊張してるの? 
ふふっ、大丈夫よ、あなたは黙って私に任せてればいいの。いっぱい、キモチよくしてあげるからーーくすくすくす……さて、それじゃあ、」
 ーーー答えまい。答えるもんか。それにこのリズミカルな刺激も少しずつだが慣れてきた。規則的に擦られているが故に単調に感じられてしまう。
これ、ならーー。

 「もっと強く、キツくしてあげますわねーー!」

 ーーむぎゅうッッ! 

 「うあッッ!? くっ!」
 途端に、コレまでとは比較にならないほどの快美感が全身に奔り、思わず閉じていた目を見開いてしまう。
 乳に埋もれた勃起を押しつぶさんばかりに力を込め、乳肉で強烈に圧せられる。
 肌の密度は更に増し、弾力の心地よさがより顕著となる。一見するとそのアピール度が桁外れな乳房の間に隠され寧ろ自分のが埋まってるなんて思えないが、紛れもない肌の暖かさと、ペニスが全方向から圧迫されてる感覚は偽りようがないモノだ。
 「こ、こよりさ……! く! や、やめ………」
 とうとう情けない悲鳴が口を衝いて出るが、勿論こよりは取り合わない。
 「あらあらあらさっきまでの威勢はどうしたんですのぉ♪ くすっ、ねぇ、こぉすると、もっと、ずっとキモチいいですわ、よ♪」

 ずしゅッ! にゅっぐ、にゅむん! ずっちゅ! ぐちゅ、ずりゅ、ずちゅーーーー!

 今度は根本から亀頭に掛けて、搾るように乳をぐにゅぐにゅさせる。
容赦ない揺さぶりに従って肉茎の中のモノが尿道を昇ろうとしているのが今まで以上に感じられる。
 「あはッ♪ さ、さっきよりお○んちんの震えが伝わってきて、す、すご、いのッッ♪
 ふあッ♪ あん! んん、こ、これは、どぉでございますかッ?」、
 手を別々に動かし、左右の乳房を交互に揺らし、
それだけでなく更に腰を捻らせ縦方向だけでなく横方向の刺激を勃起に送り込む。

 「〜〜ッッ!!」

 二重、三重にも及ぶ快楽はとてもじゃないがたった二つの乳房で刷り込まれているとは思えない。
見た目には軽くGカップ以上だろう圧倒的な美巨乳はこよりの容赦なく踊る両の手に従い、秋雄に見せつけるように淫靡に歪み、乳肌に浮かんだ汗と蛍光灯の光でいやらしく艶光りする。激しいパイズリは谷間の切れ込みをぐちゃぐちゃに乱れさせ、その奥に溺れ戯れる怒張をずりゅずりゅと弄ぶ。
 「ど、どぉ!? わたくしのムネ、凄いでしょっ! 気持ちいいでしょ萌えるでしょ!? あ、あんなおポンチ魔法少女なんてねッ、比べモノにならない位ッ、サイコーでしょお!? ね、ねぇーー」 
 最初は確かに、自分の魅力を認めようとしないことに腹を立て、力ずくで認めさせようとしていたこよりだが、いつしか目の前の獲物を弄ぶ嗜虐心と隙間がないほどに閉じられたムネの谷間を抉る肉棒からもたらされる快感によって陶酔しきっていた。それは固く尖らせた乳首からも明白だ。豊乳が上下に動くたびに、薄桃色の突起がはっきりとした残像となって秋雄の目に映る。
 心ならずの快楽に喘ぐ口元からはだらしなくよだれが漏れ、谷間に流れ込み乳奉仕を更に円滑にさせ、秋雄にも凄まじいまでの悦楽をもたらしていた。
 
 ーーずりゅ、りゅむッ! りゅむん! ずしゅ、ずりッ、ぐにゅ、ぐりゅ! ぐりゅんッ!

 「ーーんあ! あ、あなたのお○んぽ、こ、こんなにィ、はしたなくって、む、胸の中で、ビキビキッ!って張って、くはッ♪
 い、いまにも爆発しそうでッ! あん♪ す、すごいですわッ!!」

 ここに至ってはもはや打算や何のしがらみもない。遮二無二腰を揺らし、キツく乳を締め付け、激しく揺さぶる。
 「だ、だめ……だーー!! す、すごすぎーー! こ、こより、さ……!! も、もぅ!!」
 小麦オタとしての強靱な精神力も人間の三大欲求の一つである性欲の前にはもろいモノだ。
それにしても、あんぐらーの配下として日夜働いているはずの少女はどうしてこんなコトに手慣れているのか。うしちちえろメイドの異名は伊達じゃないってコトなのか。
 大きすぎる乳房は何処までもみっちりと勃起を締め上げ、もはや何処にも逃げられない。上体の激しい動きと根本から、雑巾を絞るように扱きまくる双乳の揺さぶりで急激に上り詰めていく。
 「で、そう!? ーー射精しちゃいそうなの!? あ、あふ! そ、それじゃ、あッ! 
あなたの嫌っていた、わたくしのおっぱい、でイクッて叫びなさいッ! んあ! ほらーー早くなさいませ! そ、して、小麦じゃなくて、まっすぐ私を見るのですわッ!
 は、早くッ! 我慢しないで、もぅ、気持ちよすぎてとろけそうなクセに!」
 最後の台詞は実はこよりにも言えたことだったが、それは口に出すわけにはいかない。 
「みーー! 認めますの!? わーー私のムネ、サイコーだって…ッ!!
 こ、小麦なんーーかよりこよりの方が断然イイッてーー! 萌えるって! ほッ、ほらぁ! どうなの!?」
 「ーー認めますッ! 認めますから! こ、小麦ちゃんよりッ、こ、こよりさーーの方がーー!!」
 ウイルスの僕である彼は、なんとしても自分に征服されなければならないからだ。 
 「い、イイですわ、よ! それで! そ、それじゃあ、このまま、胸でイかせてさしあげますわーー」
 ふふっ、こんなに早く陥落するなんて、ねーー! チョロいもんですわーー。

 勝利をこよりは認めると、今度は亀頭を中心にして乳肉を這わせ、たゆんたゆんと揺らし、弄ばせる。乳肌に伝わる亀頭の震えが、もう本当に終焉が近いことを予感させる。
 「う、うあぁーー! すーー凄すぎるぅ、こ、よりさんのおっぱいで、こよりさんのおっぱいで、イクーーで、射精、るーーーー!!
 こ、こよりさんのおっぱいで、とろけーー!!!」
 最後はとうとう、自分からも腰を動かす秋雄。何を口走ったのか、もはやどうでもイイ。判別さえできない。
 ただ今は、この打ち寄せる快絶の波にたゆたい、身を任せることに支配されたいと、固く張った怒張がこよりの谷間を抉り込むように突き上げ、犯す。
 
 ーーぐにゅっちゅ! ずりゅずにゅずにゅッ! ぐにゅぐちゅぐにゅん! ずりゅ……!!

 「あッ!! ん!! あふッ! そ、んなに激しく……! 突き上げ、て、おっぱい、ふぅッん! お、犯されッーー!?
 くはぁ♪ ん! い、いいですわよッ! 射精して!! ふあぁ、わたくしのっ、こよりのえっちなおっぱいの中で!
 せーえき、思いっきり射精してくださいませぇッ!!」
 ラストスパートとばかりに、こよりは満身の力を込めて胸を締め付け、無茶苦茶に揺さぶる。
 それは汗と唾液とペニスの先走りと相まってずちゃずちゃと卑猥な水音を立てた。 
「さ、さぁ、イッて!! 射精してーー!! わたくしのムネ、ぜんぶ白いのでいっぱいになさいなーー!!」
 「ぐぁッッ!! ぐぅッッッーーーーー!!?」
 
 ーーずちゅずちゅずちゅ! ぐにゅん! ずちゃッ、ずりゅずりゅッ……ドクッッ!!!
 
 ズリ上げられていた乳房を下腹へ叩きつけようとした瞬間、四方八方乳肉の海の中で亀頭は暴発した。
秋雄の腰ががくがく震え、こみ上げてきたモノを一気に解放する。

 「うあぁぁッッ!! あッあーーー!!!」
 ぴったりと固く閉じられていた谷間の奥で弾け、激しく噴き出す白濁液が乳の肉壁を叩くのがこよりには心地よく感じられた。
 「あはぁッッ♪ すっ、ごいよ、胸の中熱く、てーー! あは、あんっ♪ お○んちんおっぱいの中で爆発して、たっくさんビュルビュルって出てます、わよ、くはッ、こんなに弾けてーー♪」 
 谷間で跳ねて暴れるペニスをこよりは力ずくで押さえ込み、そのまま思い切り、精液吹き出す亀頭を中心にして揺さぶる。
 
 ーーーぐちゅぐちゅッ! ずりゅ、ずりゅん………!

 「こ、よりさ……!! ちーーちょっと待っ……ぐあぁ!!」
 満身の力で押さえ込まれ、押し込められた二つの肉球は一つの房となって肉棒をまるで乳牛の乳首を搾る搾乳機のように、根本から亀頭まで一滴残らず精を搾り取ろうと絞られる。その様は、チューブから残った中身を捻り出すようであり万力のごとき乳肉の締め付けが尿道に乗った白濁を吐き出させる。
 上下運動の合間に、谷間から覗いた亀頭からびゅッ、びゅッと断続的に精液が噴き出され、次の瞬間には柔乳に付着し撹拌される。
 「くすくすくすーー♪ あなたのミルク、こぉやっておっぱいでしごくたびにびゅーびゅーって搾り出されてますわーーふふ♪
 ……せーえきせーえき、白いせーえき、もっともっとこよりにくださいな………♪」 
 少女はうっとりと吐き出されるザーメンを絡め取る乳房を見つめる。

 いつしか双乳は白く濃厚なクリームでべとべとにされ、ねとねとにされ、あるいはぬとぬとにされ、文字通り一滴残らず乳房だけで精を絞り尽くす。
 「あっぐ………!」
 「ふふ、もう、終わりですの……?」
 
 先ずは、こんなモノかしらねーー。 
 ようやく噴出が終わったのを確認したこよりは乳を持つ両手を止めた。 
 とはいえ、一連の怒濤のパイズリはボールのような美巨乳を白いクリームでデコレーションさせ、特に放出の中心である谷間なんかは切れ込みが見えないほどに白濁で埋め尽くされ汚れきっていた。
 「ハァッ……ハァッ……ゼェッ、ゼェッーー」
グルグル回る世界の中で。絶頂感がもたらした意識の白光は何とか納まったがしばらく声は発せそうにない。
 「もぉーーあれだけ厭がってたのに……よっぽど溜まってたのかしら? 私のムネ、こーんなにべっとべとにして……♪」 
 汚濁まみれの谷間で絶頂の名残に震える肉棒を見つめ、くすっ♪ と目を細めるこより。
 「それともーーーーーよっぽどキモチよかったから、とか?」
 妖艶に微笑み、軽く乳に添えた手を動かしてみる。 
 「…………!」
 「で・もーーーーー」
 勃起を撫でるにゅるにゅるした白濁に汚された爆乳の感触に抗う術はない。動けないといった方が正しいか。
今度はウイルス効果ではなく、ずっしりとした気怠さによるモノだったが。
 喩えるなら泥沼が、手足にまとわりついてくるようなものか。
 「まだまだーーーー続けてできますわよね?」

 「んな………!?」
 肉幹を包み込む乳が再び圧迫され、何が起こったのか自覚するまもなくパイズリが再開された。
 「ふふーーー今度はぁ、精液の滑りがさっきより凄くイイ感じでございましょ?」

 ずちゅッ! ずにゅ、ずにゅずにゅんっ、にゅちゅッ!

 「うぁッ! ぐッ、あ! こ、こよりーーさん!? な、なんッでーーー」
 「言ったでしょう? あッ! あはッ、わた、くしのムネの良さを、教えてあげるってーー! あん! んあぁッ!、ふふ♪」
 高速で双乳が動かされ、最奥に拘束された肉棒がぐちゅぐちゅとシェイクされる。
 谷間を埋め尽くした白濁は両乳の摩擦で撹拌され、泡立っていく。
 「だ! だって、さっき、認めーーたじゃあ、なーーーー!」
 「なに、言ってるの、こんなもんじゃ全然たりませんわ、よーーっ! も、もう! 
これから、は、わたくしのカラダ無しではいられないよぉにしてあげるんですからッ! ふあぁッ! ま、またあなたのがカタくなって、あ、あん♪ ムネが、ムネがぁにゅるにゅるってしてッ!」
 激しく巨乳が上下するごとに絡め取られた精子が、谷間の涎と白濁と汗とが混ざったモノが淫靡な音を立てて飛び散る。
 滑りが格段に良くなってもペニスに伝わる密着感は先ほど以上だ。
 スムーズに勃起を滑るからこそ逆に谷間で暴れるペニスを強く押さえつけなければならないのか、乳肉は痛いほど握りつぶされ、中央に押し込められ妖しくたわむ。

 「ーーそ、それにッ! アナタも、もっとこうして欲しいんでしょ? もっとおっぱいでずりゅずりゅって擦りまくって欲しいんでしょ?
 だ、だってーーあなたの、さっきよりおっきくってーー!」
 「くっーー胸が、こよりさんの、おっぱいが……か、絡みついて、吸いつくよう、で…ーー!?」
 射精した直後であるため最初よりも敏感な痺れが勃起を弄び、彼を追いつめていく。
腰が上下され、弾力感溢れる乳肉が波打つ度に肉棒は堅さを取り戻し、張りつめ、ぴったりに閉じられた谷間を割ってかき分ける。  
 
 ぐにゅちゅッ、ぐにゅん、ずりゅッ、ずちゅ! ずちゅんッ!

 「くすくすっ♪ ンーー! そンなにおっぱいで擦られるの、気持ちイイの?
 もぉっ、ボウヤなんだから♪ でも、そこがまた可愛くってっ♪ 好・き・よーーあ、んーー!」

 なんて冗談めかしながらも彼女自身、先ほどの乳奉仕より感じてしまっているようだ。
 こうして乳を揺らしている間も秘部の疼きを押さえつけるようにスカートの裡の太股を擦り合わせている。
 「こよりさ……! そ、そんなに激しく、されたら、まーーまたーー! す、スッゲ……!!」
 「ま…またわたくしのパイズリでイッちゃいそうなのですわね? お○んちん、胸の間でこぉんなに震わせて、今にもいっぱい白くってどろどろしたの噴き出しそうでッーー! んぁッ! い、イイわ、よーー!
 このまま、も一回、ムネでせーえき搾り取ってあげますわ……!!」
 谷間で暴れるペニスは一回め以上に張りつめ、まさに暴発寸前まで追いやられている。

 その震えから再び絶頂が近いことを感じ取ったこよりは左右別々に美巨乳を動かしたり腰を早め肉幹の根本から巻き込むように擦り上げ、埋められた勃起を蹂躙せんばかりに乳肉を揉み潰し、ぐちゃぐちゃ水音を立てて手でもみくちゃにする。
 「さ、さぁーーは、はやく射精しちゃいなさいな! もぉよすぎてたまんないでしょ? ねぇ?
 こ、このままあなたのお○んちんメッチャクチャにしてあげるんだからぁーーほらッ!! イッて!! 
ーーあたしのおっぱいでレッツ・ビギンでございますわッッ!!」

 ーーずりゅッ、ずにゅん、ずしゅずしゅぐにゅんッ! どびゅるるぅッッ!!

 コレまでとは比較にならない凄まじい乳攻めと、白濁でつやつやと妖しい光沢を放つ淫乳のいやらしさで秋雄は急速に上り詰め、
 「うッ! うあぁーー!! き、気持ちよすぎーーーで、射精ーーーッッッ!!!」
 「あんッ!? ーーお○んちん、ビクッて!!」
 ーーーー暴発。
 今回は腰を動かす間もなく激しく揺れる乳間の中であえなく精を解き放ってしまった。
 膣内ならぬ、乳内射精。今回もまた、肉壁に埋もれたまま吐き出されるが勢いは前回とは比較にならない。
 「あ、あつい、熱いですわ♪ あなたのせーえき、またこよりのおっぱいの中にどぷどぷ流れ込んできて、さっきよりもたっくさん………ーーきゃあんッッ!?」
 ーー程なくして肉乳の締め付けをロケットで突き抜けた白濁の塊がこよりの童顔を断続的に叩き、そしてトレードマークたるモモンガ耳まで飛び散る。
 「だーーめだーー!! と、とまら、ない!?」

 とても一回出したとは思えないほどの量が半ば自分の意思とは無関係に噴出する。
 「あふぁ! す、すごいッ! ぷぁっ、い、息がッ、できな……!? こ、このッ!」 
 おびただしい量の噴射を顔に浴びつつも、谷間で跳ね回る肉棒を離す気配は微塵もない。
目に入らないよう気をつけながら乳肉を揺さぶり、更に精液を噴き出させようとする。  
 「す……吸い取られるーー!? うあっぐッーー!!」
 また根本から絞り出されるようなパイズリ。巨乳で牡のミルクを絞られるとはなんたる皮肉だろうか
、亀頭から根本までズリ下げられるごとにびゅーっ、びゅーっと白液が搾り出されていく。
 「こ…今度こそ、一滴残らず搾りまくってあげますわ♪ もっと、もっと、思う存分、私に射精しちゃっていいんですのよ?
 あはっ♪ まだまだ、こんなにいっぱい!」
 もはや自分の乳で男を攻め落とすのが愉しくて愉しくて仕方がない様子。
所詮、胸部モンゴル大平原ナースの信者なんてちょっとユーワクしちゃえばこ〜んなモノですわ。と間接的な勝利宣言だ。
 ーーーふっふっふ。去年のクリスマスイブの時の恨み、晴らさせて貰いましたわよ、まじかるナース。 

 どうやら以前、とは逝ってもかなり前の話だがーーイベント中の小麦に『ドキドキ対抗撮影大会』を挑んでボロ負けしたときのことを未だ根に持ってたらしい。
 つくづくこの場に中原小麦が居ないことが残念なこよりである。

 「もーーもぉ止め……! 擦り切れ……!!」
 「クスッ、なぁに言ってますのォ? あなたがぜ〜んぶ射精しきるまで、やめませんですわよ?
 最後まで私のおっぱい、味あわせてあげるんだからーーーー!」

 息切れしてきた彼に比べて、こよりは俄然張り切って乳奉仕に没頭する。
 通常から言うともはや何ヶ月溜め込んだか解らないほどの白濁液に彩られ、双乳の肌が占める面積はほとんど無くまさにクリームのパック状態だ。青を基調とした服装にあってそれは否が応でも目立つ。
 「おねがい……しまーーーもう、ほ、ホントに、駄目…………!!」
 「もぅ……しょうがないですわね、もう打ち止めでございますのー?」
 つまらなそうな一声と共に乳の動きがやっと止まる。
 ようやくパイズリから解放された秋雄は惚けたように息をつく。
 もう何にも出ない。少なくとも向こう一ヶ月分位は乳で吸い取られたって気分だ。
 「ふぅ……それにしてもーーーーくすくす」
 ウインクしつつ、こよりはペニスから谷間を離し、上体を起こす。乳肉という支えを喪った肉柱は糸を引いて力無く萎れる。
 抜かずの2連続パイズリの破壊力は、巨乳メイドのうしちち並みに規格外のペニスをも喰らい尽くしたのだった。
 「もう、萌え萌えですわね………♪ 私の胸、こーんなに白いモノでいっぱいにして、肌が見えないくらいせーえきまみれにして、おっぱい、すっごくどろどろのにちゃにちゃーーーーふふっ、やっぱり本当は私のことが好きなクセに、最初からこうして欲しいがために侮辱したんじゃなくって?」
 口元にこびりつく精液を軽く舐めとり、こよりは悪戯っぽく言いながら美しい指が乳房にぶちまけられた白濁を塗り広げると、どろりと絡みつきにちゃにちゃ…といやらしい音を立てる。両手で広げられた釣り鐘のような双乳の間には粘度の高い白液が糸を引き、その幾らかはシーツに滴り落ちる。
 「あむっ、ん………はァっ……はぷぁーーーー」

 続いて髪や顔のを右手の指に絡ませ口に運ぶ。そうして艶めかしい唇をすぼませ舐め取る様も溜まらなく淫猥だ。そして左手は自覚しているのか否か、股間の濡れそぼった紫のショーツを這っている。
 「ハァッ、ハァッ、はぁっ………ーーーー!」

 「あふぁーーはむっ、はぁっ♪ ちゅむ、んぁ、んんっ、んちゅ、ちゅむむ……アナタの、とっても濃くって、ネバネバして、くちゅ……あむぁ、おいし、ですわーー♪
 くすっ。なーんにも言えませんの? そんなに惚けた顔しちゃって♪ そんなにおっぱいで挟まれるの良かったの? 萌えましたのォ?」
 と陥落させた自信からか、モモンガ耳をぴくつかせ、しっぽをご機嫌に振らしこよりは嫌に無邪気な上目遣いで訊いてくる。
 「は…………い…………すご、くーーー」
 焦点が合わない瞳で、心ここにあらずといった趣で答えた。 
 「おほほほほほほほほ♪ そうでしょうそうでしょうっ! 
 解ったらこれからは小麦なんて目もくれずナイスバディーな私の言うことを良く聞いてーーーーーーーーーーは、はれ?」
 ーーーー空気が、変わった。気がつけば、肌に感じる大気の流れが幾分冷たく冴え、澱み、鋭くなっている。
 「あ、あの〜? もしもし?」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!! 

 なぁんて擬音が聞こえてきても可笑しくない。
 いつしか辺りはただならぬ緊張に包まれてしまっていた。青年はおもむろに起きあがり、上体が跳ねた勢いを買ってこよりに覆い被さった。
 「うきゃあぁぁッ! な、なにをするーーあぁっ、はぁッんッ!?」
 完全に不意を衝かれたタヌキメイドはそのままばふっと押し倒され、モモンガ耳を甘噛みされる。
悪寒にも似た痺れが耳から首筋、背中へと奔りこよりは身を震わせ、耳をぴくぴく痙攣させる。

 「はぅっ……うぅ……そんーーなーーー………あぁ!?」
 敏感過ぎる自分の反応に驚く暇もあればこそ、どさくさ紛れに青年はスカートに手を入れ秘部をまさぐる。
 「こ!! こらぁ、やめなさ、へ、変なトコ触らないでーーふあぁッ! ああ!! んッーー! ひぅんッ、あふッ!?」
 程なくして下着に包まれたソコへと辿り着き、やや乱暴に指を這わせ、かき分ける。コレまでの行為だけでかなり感じていたのだろう、ソコは既に潤い、ショーツを濡らしきっていたのが文字通り手に取るように解る。だから、多少強引な攻めでもこの通り、彼女は問題なく嬌声を謳い上げ彼の耳朶を打つ。
 「そういう割りには満更でもなさそうじゃあないか? オレのを扱いて下着までビショビショになる位濡らしてさぁ!? 
ほら、おまえだって、本当はこうして欲しかったんだろッ!? すけべ体型のえろメイドが!」
 「ーーんなッ! な、なななな……!! 何を言ってーー」
 「それとも? するのはともかく、されるのはてんで駄目だとか?」
 不自然な位に頬を紅くして否定するまじかるメイドの表情が「ギクッ!」としたのを彼は見逃さない。
 「くっくっくーーーー今のアンタの姿、小麦ちゃんに見せたらなーんていうかね? 案外『お主もスキ者よのぅ?』とか言ったりして」
 「こ、この! ふざけるのもいい加減にーー! んあっ! ああ、ぅぁああっんん!!?」
 小麦の名を出されて逆上したこよりは先ほどのように眼光を放とうとするが、それを予期していた秋雄の指が秘処を責める。
 「あっあは! くあぁ、ぅん、あふぁッ! あん! あ、ああぁ、だ、だめ、えぇーー!! そっ、そンな、そんなに、くふぅ、ッん!
 か、かきまぜちゃーー! ひぅ、ああッ!! あはぁっ! ああぁあんッ!!」

 魔力の集中を断たれたこよりは彼の巧みな指の動きに隷従させられるばかり。
 それが愉しくて愉しくて、青年の口元が思わず、歪む。これまでにはおよそ見られなかった禍々しさがソコにあることを、果たして彼女は気づいていたのだろうか。
 「や、やめなさーーいよ、ーーんあぁ! このままじゃ、承知しま、せんわよッ、くはッ、こんなことしてタダでッ! 
はあぁ、ひぁ、わたくしの言うことが、ふぁあ! き、聞けないのーーッッ!? んんっ、くぁう!」
 大事なところをぐちゃぐちゃにかき回されながらも反抗できるのは流石は悪の魔法少女、
あのマジカルナースに毎回毎回酷い目に遭わされながらも果敢に挑み続けるバイタリティは並じゃあないってコトか。
 「聞けませんねぇ、その命令ーーオレは“ノー”としか言わない男さ」
 「“イエス”と、言いなさーーはぁあんっ!? あぁ、ひぁう! いやぁ、や、やめてくださいましっ、そ、んな! そんな、はぁうっ、確かにウイルスをーー!?」
 こんなコトはあり得ない。クレイジーだ。フェラの時もウイルスに働きかけ身動きとれなくしたのだーー浄化された気配はない。間違いなく感染させたはず。
 それに間近に感じる強力なカオス・エナジー。目先の欲望にとち狂った眼差し。
 彼女がよく識る、暗黒面に取り込まれたソレ。彼女に魅入られ、ウイルスに取り込まれた人間の末路。
 こんな風に命令に叛逆などするわけがない。

 「ええーーーその通りですが、何か?」
 
 ーーぐちゅぐちゅちゅむ、ぐちゅぐちゅ!!

 「ひあッ!? ぅあ、あ! あ゛あ゛!! い……イッくーーーーーう!? ぅあ! あァああああァァぁぁぁぁんッッ!!!」
 足の付け根のショーツの端に手を入れ、直に秘部をコークスクリュー気味に掻き回すと、
さっきの彼のように腰をがくがくと痙攣させ、跳ね上げ、蜜を迸らせ彼の指をしとどに濡らした。
 激しく蠢動し、止めどなく汁が噴き出す秘洞を、指を強く締め付ける膣肉をモノともせず暴れさせるとさながら湧き水のように後から、後から蜜が溢れだし、滴り落ちていく。
 「ふあぁぁぁぁッ!! あひぁッああッ!? あぁぁあっ、ふぅっんんッ!! だめ、それだめ、だ、め、だめだめだめェぇぇ!!
 はぅあぁ、ああぅんぁあぁぁッーーー!!」
 イッている最中も否応なく責め立てられ、激しい電流とも苦痛ともつかない、甘く壮絶な痺れが彼女を貫き続ける。
 「あァッはあぁぁぁっっ! くぅ、んぁあぁーーーはぁっ、はぁーっ、はーっ、はぁッ……………ーーーーー」
 絶頂が収まったのを見計らって、彼はようやっと指を止める。 
 「くっくっくっく。やけに早いじゃあないか、まぁオレのを扱いてだいぶ濡らしてたようだからなぁ。無理ないか」
 涙も、半開きの口から漏れる涎も拭うことすらせずに余韻に浸る彼女を嘲笑いながら見下ろす秋雄。
さっきまでの彼とはまるで別人だ。
 「はぁっ、はぁーっ、はぁう……ど、どうしてーーーー? うあんッ!?」

 答える代わりに彼はこよりの脚を持ち上げ、割り開かせ濡れそぼった股間を露わにすると、
もはや下着の体を為さなくなったライト・パープルのショーツに覆われた秘処の茂みが透けて見て取れる。
 濡れた肌に張りつき、くっきりとした割れ目まで浮き出、その形をいやがおうにも露わにする。
 「い、やぁ……!」
 ここで初めて快感ではなく、純然たる羞恥で顔を赤らめるこより。
 以前、秋葉原を萌えオタの力でカオスフィールド化させたときウイルスが暴走してコレに近いことをされたがあの時とは比較にならない情況だ。
あの時はだめ押しに使った「奥の手」が効き過ぎてしまったからという反省もあるが、今回の原因はーー。
 「どうした? さっさと抵抗してみろ。反抗してみろよ。悪の魔法少女の力を魅せてみろよ? 
こんな風に軽く手玉に取られて小麦ちゃんのライバル気取りかよ? 嗤わせンなだから負けるんだよ。いつもいつも無様にさぁ!」
 「くっ! ウラギリ者が、よくも言って……ーー!」
 怒りで白みがかってた意識がクリアとなり、こよりは左手を閃かせ魔杖を呼び出す。だが、今や叛逆者(トリーズナー)となった彼にとっては玩具も同然。
 「だから無理だって!!」
 「きゃッーー!」
 先端を彼に向けるより早く秋雄に組み敷かれる。ベッドに叩きつけた反動であえなくこよりスティックは手から転がり落ちる。
 「アンタは非力だが魔力だけは一人前だからなぁ。ソレさえ気をつければあとはどうという程のモノではないさ。尤も?自慢の魔法でも小麦ちゃんに勝てた試しないよなぁ?だいたい毎回毎回詰めが甘過ぎなんだよ、せっかくのウイルスという、人の欲望につけ込んで混乱を起こす能力もあんた自身、どうしようもない脳タリンの所為で使い切れてないしさ! 全く、オレなら一週間もあれば世界征服ぐらいーーーああ、『地球総ウイルス化計画』だっけ? 訳もないね!」

 作中のお馬鹿な雰囲気とこより自身の間抜けぶりでだいぶ誤魔化されている感は否めないが、不安と混乱を溜め込んだ人の心にウイルスを感染させカオスフィールドを展開、被害を拡大させるという能力は相当に恐ろしいモノだ。冷静に考えれば、例えば色々と難癖をつけては他国に介入しあからさまな大義名分を掲げ戦争を拭きかける、某大国の大統領辺りでも感染させれば瞬く間に地上を混乱の焦土に変えることが出来るはずだが、目の前のメイド魔法少女はどうしてこんなに無能なのか(乳以外)? それが彼には理解できない。
 それが、とにかく無性に……彼を苛立たせて止まない。
 「ほら、いまだってこうだ。今だってな! こんな風に手も足も出ないじゃないか! 
ったく、小麦ちゃんに勝ってるのはその馬鹿でかいうしちちだけかよ!? ああ!?」
 腹立たしげに言い放ち、未だ露わになったままの乳房を乱暴に鷲掴み、こね回す。
これだけ精液まみれだというのに、決してふやけず弾力を失わない肌は流石と言わざるを得ない。すべすべといい具合に肉が指に張り付き、掌に従い形を変えていく。
 「いーー! 痛ぁ…あ…ですわ…! うぁっ…くーー離、せ、離しなさい、よッ! 無礼者ぉ!」
 とまじかるメイドは残った手足をばたつかせてどうにか逃れようとするが
 「フンーーー!」
 別段意に介することもなく秋雄は空いた手を素早く秘処に差し入れ踊らせる。
 「ふあッあぁ!? やっーーやめなさーー! ひあぁッ、くはぅ! ひぐっ、あぁっああぁぁぁんッ!!?」
 イッたばかりの敏感な箇所をピンポイントで攻められ、こよりは別の意味で手足をばたつかせてしまう。

 「や、やぁ……ち、力が、抜けーー!」
 なん、でーーなんで……こんなに、上手ーーーなの……!?

 自分が感じるポイントを少しも外すことない愛撫はこよりの肉体から徐々に力を奪っていく。
 まさか本当に「手慣れて」いたのだろうか? それともウイルスの所為なのか。
 太い指が卑猥な水音を立てるごとに手足は弛緩し、腰がぶるるッ! と震え、ぴくん、ぴくん、と鋭い痙攣が差し込まれる。
 「馬鹿が、魔法がない以上、オマエはもうどうしようもないんだよ! 腕力でも小麦ちゃんに勝てないオマエが男に敵うとでも思ったかよ!?
 しかもこんだけ悶えさせて感じまくってよ、それでよくもまぁ『エロって何よ!?』 とかほざけるもんだ、アンタははさっきのコトを差し引いても十分にうしちちえろメイドだよ、こよりさん」
 「ぁう、ううぅぅ〜〜……!」
 ひ、酷い……!
 いろんな意味で返す言葉がない。それが余計に腹立たしいこよりは涙目でにらみつけるが当の彼は涼しい顔だ。
 「でっーーでも! でもあなた、さっきは私のこと認めていうこと聞くってーー!!」
 「認めたよ! ああ認めたよ!? アンタのファンになるって言ったよそれが何か? だけどいうこと聞くなんて唯の一言も言ってませんが何か!?
 ったくあんまり手間ァ掛けさせンな、ファンってのはなぁーーーーーー」
 ショーツを掴み引きちぎる。
 「えーーーうきゃああぁぁぁぁぁっっ!? ちょっと、何するのよぉ!!」 
 「ファンってのはだなぁ、『偶像』を汚したいモンなんだよ!! わかってねぇなッッ!!」
 そしてそのままこよりにのしかかり、いつしか天を衝くほどに回復した怒張を剥き出しになった入り口へ突き立てる。

 「う、嘘ッ!? あ、あんなに射精したのにちょっと、そんな、そ、ソコはダメ、いやぁーーあはッ!? あああああぁぁぁッッ!!!」
 散々嬲られたお陰か、こよりの花弁はだいぶ押し広げられつつも何の抵抗無く彼の巨根を奧まで受け入れ、くわえ込んだ。
 「あぁ……!! ぅあ……ぐーーー!」
 はーッ、はーッという荒い息と、声にならない声。。
 ーーなッ…なんてーー大きい……の……ーーー!?
 極太の焼き鏝を直接突っ込まれたような、とてつもない手応えが彼女のカラダに、
脳裏に、そして魂に重い枷を掛け、鈍い震動を響かせる。
 「ふ……ふふ。ど、うだーー入ったぞーー」
 こよりの上に覆い被さり、彼女の耳元に囁くと速やかに行為を開始する。
 ーーずちゅッ!! ずっ! ずにゅちゅ、ずちゅッ! …………
 
 「ーーはッ! ぅあ、やーーやめーーーあっあッあはぁッあ!! だめッ……へぇーー!! ひぁっ、あぁ!! ふぁあ、ひっぐ! あぁッん!」
 ずっずっ、と腰が叩き込まれるごとに地響きのような重みの衝撃が彼女の総てを駆け抜け、迸る。
 こよりの中を泳ぎ、貫きその華奢な身体がバネのように跳ねるに従ってそのたわわな胸も水風船のようにたゆんたゆん弾む。
 「くはぅっ! ああッ、んん! そ、んなーー!! は、激しく、くぁッーーあ、ああぁッ!! ひあっう! はあッん! ひぅ、お、奧までーーー!! くはッ! はあぁぁ!!」
 「ふ、んーー! なかなかどうして、厭がってた割りには締め付けるじゃあないかッーー!」
 「だっ、だってーー!! だってあ、あなたのッ! あはっ! うぁッ! あなたのお○んちんっ、すごく、カタくてーー! 
おっきくて太くてーーーあはぁ、ふぁあッ!! ひぃぁ、あぁあぁぁっっん!! うあぁ、き、気持ちいい、気持ちいいよぉッッ!!」

 「このーー駄メイドがーーーー!」
 自分の時とは比べモノにならない速さだ。こんなにも脆く、早く堕してしまうとは。
 無能なだけでは飽き足らない、取るに足らないほどの脆弱で浅薄な精神力。
メイド衣装を身に纏いながらもやたら強気で、高慢に笑い傍若無人ぶっても、結局は、否ーー所詮、やはりメイドなのだと。
 そうでしかないのだ。自分より強い相手には、ただただ伏して許しを請い、少しも抗いもせず流され従うしかないのだ。
 こんな気質だから、勝てない。こんな有様だから、負ける。流石は自称ライバル。
悪の魔法少女という割りにはろくな悪事も引き起こせず終いには自爆してインドで修行だ。彼にとって、そんな彼女は所詮マジカルナースの引き立て役でしかなかったが、今はーーーー。
 「あはぁッ! ああぁっ、ひぅう! んあっあぁぁぁ!! す、すごいよッ、お、奧までーー届いてッ!! ああッ、ふあぁぁ!! イイッ、イイの!! ひあっ!
 あん、お○んこすごいよぉッ!! わ、たくしのお○んこ、あなたのお○んちんでいっぱいなのぉ! ぎ、ぎちぎちに埋め尽くされてるっあ、んあ、ああぁぁあぁッ!!」
 「はっ。ははーーハハ、ハハハーーー」
 大きく見開き、秋雄はーーー彼だったモノがこよりの痴態を見つめる。
 こんなにも無防備に喘ぎ、こんなにも淫らに腰を振り、こんなにも欲情に顔を歪め、こんなにも乱れ息を吐き散らし、こんなにも快楽に酔いしれる様を、彼は眼に焼き付ける。
ホンの一寸前まで勝ち気に微笑みながら弄び、嬲り、精を貪っていた対象(モノ)に奧まで貫かれ、彼女は今は別なモノーーーー快感を貪っている。
「ーーひあぁぁッ!! あ! あぁぁああぁ溢れちゃーー! こよりのお○んこ汁、溢れちゃうよぉォォッ!! 
あふぁ、おっきなお○んちんでいっぱいお○んこ栓されてるのに、いっぱい漏れちゃーーぅあ、ああッ、ああぁん!!」 

 ーーじゅぶッ! ぢゅッぢゅッ、ず、ず、ずちゅ、ずちゅッ! ぢゅにゅ……!! 
 
 「くあっーーは、激し……!! あっはっ!! はくっ、そ、ンな激しくしちゃ…あ……!! こより、こより、壊れちゃうよおォぉぉっっ!!」
 もうあの独特な高飛車口調など影も形もない。何もかもをかなぐり捨て、さながら御主に祈る修道者のように涙を流し、歓喜を謳い、
ベッドをギシギシ揺らす震動にたゆたい、じりじり熱を上げる心、もはや互いによく知ったカラダを汗で繋いでいる。しかし、
 普段はモニター越しで小麦相手にしょうもない戦いばかり挑んでいるところしか見たことがなかった彼女にこんな一面があるとは。ウイルス化し暗黒面が引き出された彼もコレには素直に驚かされた。
 なるほど、現実は小説よりも奇なりとは誰の言だったか。よく言ったものだ。
 怒張が激しく膣口を行き交いするごとに果てしなく愛液が分泌され、絡みつき、潤滑剤となってストロークをスムーズにする。
 「あふっ! あ、あはあぁぁッッ!! はぅ、んんあ! ぅぁ、やぁですわぁ、くはっ、お、お○んぽ、お○んぽイイ! 
 いっぱいお○んこ抉って、ぐちゃぐちゃってしてあぁ、あああああっんん!! す、凄すぎてあたし、こ、このままじゃあたし、も、もぉ!! ふぁあ、イッーーイキそ、イッちゃーー!! 
 はあッ! あああぁぁぁーーーーー!! …………ッ!?」
 急激に上り詰め、頂へとたどり着こうとした刹那、彼は腰を止めると、
 「はぁっ、はぁっーーーーど、どうして? どうして止めるんですの……ーー?」

 こよりは潤んだ目で彼を見上げる。その眼差しは先ほどの屈辱にまみれ、敵意を剥き出しにしたモノではなかった。ただただ崖から転げ落ち救いの手を掴み、引き上げてくれるのを待つ目。ただただ救いを求め、訴える者の目。もはや当初の目的など忘却の彼方だ。
 「ね…ねえ……ーーー」
 心ならずも身体を蝕む快楽に逆らう術も持たず、うずうずと蠢く性衝動に抗いもせず与えられる甘美な電流に流されるがままだ。
 まじかるメイドは荒い息をつきながら、力無くも彷徨うように左手で彼の頬を撫で、少し、逡巡するかのように口を動かし、
 「お願い……止めないでください、ましーーーこのままじゃ、わたくし、嫌……ぁ……!」
 此奴は、このうしちちメイドは今自分が何を言って、何をやっているのか理解して居るんだろうか? が、畜生なことにそれもまたーーー。
 「本当、オマエは、どうしようもないーーー!」
 「きゃッーー? あっ、んーーーーっ!」
 こよりの細腰に手を回しぐっと引き寄せると、梃子の原理で彼の背中は仰向けになり、彼女を起きあがらせた。
 少女の心地よい重みが直に下腹部に伝わり、ずんッッ! と音を立てそうなほどに秋雄の屹立はより深々と、ダイレクトにこよりを貫いた。
 「ぅんっ……! ああ……はにゃあ…♪」
 
 体位移行の余韻か、彼女の朱唇から声と切なげな吐息が微かに漏れ出る。
 「さぁ! レッツ・ビギンってかーー!?」
 「んあーーあはぁッ!? ひっ…あっっ……!! す、すご…! さっきより、奧までーーぇ、響いてッ! うああっ、あぁぁっあんッーー!」

 自分の口癖の茶化しが耳朶を、膣口には灼いた楔が打ち込まれる。その衝撃に耐えきれず、こよりは思わず秋雄の胸板に手を押しつけてしまう。
  
 ーーーぐぢゅッ、ぢゅっぢゅっぢゅむ、ずちゅ、ずちゃ、ずっちゅ! ぐちゅるっ!

 「ああッひぁっああぁぁッッあ!! あ、あん! ふぅっ、んあはあぁぁっ! い、イイ!! 
イイよぉ、さ、さっきより太くなって、お○んぽ、お○んこの中でおっきくなって、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ突かれてッッ!! こ、こより、おかしくなっちゃうよォォ!! ひはッ!
 ぁああっあぁぁあああぁ!!!」
 直下より突き抜ける、地響きのような抽送にこよりのやや小柄な身体は揺さぶられ、
美しいくびれを描く腰は空を舞う羽根のように振り乱され、荒々しい呼吸に従って揺れ弾む乳房はそれ自体が別個の生き物のように四方八方へと彼の視界いっぱいに踊る。
 痛い位に固く尖った乳首は残像を描き、乳肌を汚した白濁は飛び散らされ、時折彼の顔を叩くとそれについ先ほどまで肉棒を蹂躙され、
好き勝手に扱かれ精を絞り尽くされたことを否が応にも思い出させる。さながら挟み扱く快楽にて男を惑い狂わせる魔性の肉球。
魔法やウイルスに続く彼女の第三の武器にして、最上の驚異。なまじ眼前で暴れ回る様がド迫力なだけに尚更だ。 
 「うぜぇなーー」
 重力に惹かれより重みを増して風もないのに揺れる胸を鷲掴み、引っ張ることでこよりの身体を引き寄せる。
 掌では到底納まりきらず乳肉に押しつぶされた様になるがそのままぐにぐにとパン生地をこねるように揉みしだき、指の間の乳首も挟み扱く。

 「ーーひあッ!! いやあぁぁッんッ! あ痛ぁッ、ですわッ、そんなにキツくっ、揉みくちゃにしないでくださいましッ、あ、あぁん!! ふぁあっ!」
 「ふんーー! 流石、こんなムダにえろい格好してるだけあって、とんだ淫乱メイドだな、おいッ! もう、どうしようもないじゃあないか、なァッ!!」
 暖かなマシュマロみたいな肉乳を支点に、秋雄は軽く腰を浮かせ連結したこよりの腰を押し上げそのまま抉り込むように突きまくる。
 「くあぁぁあッッ! あはぁっ!? ああぁぁっは!! そ、そンなーー! ら、らめぇ、お、おっぱいと、お○んこがッ! あぁ、す、すごいィィッッ!! はぁっくぁあぁっ!! ああ! 
 あんん! ぅああ、イイッ、イイの! おーーお○んちんすごいよおぉぉぉッッ!!! じゅぷじゅぷとお○んこエグるぶっといカリ首がいいのォッ!! 
ーーーちょうだぁぁいッ!! もっと、もっとお○んちん欲しい、欲しいのォぉッッ!! あ、ソコがああッ、こ、擦れて、ジンジンしちゃう、んは、あぁッぅああんあぁぁッッーー!!!」
 もはや自分を辱めるありとあらゆる行為が快感に繋がってしまうのか、こよりは自らの痴態すら何の躊躇もなく喘ぎの中に実況してみせる。
 何を口走ってるのか混濁しきった意識の中では甚だ不明瞭であるが彼の方も十重二十重に絡みつく、膣壁の締め付けと勃起を根本から搾り取るようなうねりが生み出す痺れに囚われ、これが女というものかーーと初めてのSEXに浸る暇も見出せないでいた。
 上体を起こし、奥歯をギシギシ言わせながらもっとこの快感を、深々と、奧の奧まで味わおうと彼はこよりの腰を抱き締め、より深く深くメイド魔法少女を刺し貫く。
 少女の乱れ踊る吐息を間近に感じ、鼻腔に広がる女の匂いの中で、彼は一心不乱に突き上げひたすらまじかるメイドをよがり狂わせていく。
 気のせいか、窓から漏れる月明かりが、彼らの狂気を煽っていくかのように感じられた。

 「つ、突いてぇッッ!! あはッーーーもっと、もっと激しく、ぐちゃぐちゃにしてあぁぁあぁ!! あたしをめっちゃくちゃにしてぇ!! 
ーーも、もっとお○んちんでお○んこ突き上げてくださいませぇぇッ!!! あ! あふッ! んあぁっはあぁぁあぁ!! だ、めーー駄目駄目駄目えェェェ!!! 
腰がッ、き、気持ちよすぎてあたしの腰勝手にうごいちゃうよぉぉッッーー!! ああッ!! あぁぁぁああァーーーー!!!」
 彼女も同じ考えなのか彼の背中に積極的に手を回し、それを支えに遮二無二腰を振る。
 もはや互いに考え無しで快絶を貪るしか頭になかったため、二人は急激に上り詰めていった。
 「くッーーーや、やべーーーー!!?」
 凄まじいまでの極太の突き上げと、それを呑み込むどころか捻り切ろうとばかりに締め付ける膣口が相乗し、快楽を何倍にも高めていく。
 「ーーーあぁぁぁあぁッッぁあ!! ひあっああぁッんん!! いあ!! す、すごいぃぃぃ!!! 凄すぎてっっ!! あっ、はぁッ! 
 だめぇ、こんなに激しくされたら、あたし、あたしすぐまたイッちゃうよぉぉ!!! こーーこんなの、こんなのって初めてで、あはあぁぁぁ!! ああ、あ、あたし駄目、もぉ駄目!! 
 いィッ、イク! またイく、イぃっくーー!! ひぃあッ!! あぁ! イキそ、い、イッちゃーー!! ふぁああぁぁイッちゃーーーくあぁぁッあぁぁああああッッ!!!」
 「駄目だーーーも、もぅ射精ーーッッ!!」
 互いが互いのデッドヒート、ラストスパートは同時に、そしてーーーーー。

 「い、いいよ、だ、射精してッッ!! い、いっぱい!! このまま、し、白いの! 真っ白で、濃厚などろどろのせーえき、ぜ、ぜんぶあたしのーーこよりの膣内(ナカ)にぶちまけて!! 
 ーーな、流し込んでくださいませッ!! あたしの子宮をあなたの熱くって濃いせーえきミルクでいっぱいにしてくださいませえェェッッ!!!」
 そのときは、唐突に訪れた。
 「ーーーーーッッッ!!!」
 「ーーーイッちゃーーうぅっっーーーー!!! ぅあ! あぁ!! あはぁッンあああぁっッあぁぁあッ!!? ふあぁあ、あああぁあぁぁんんんッッーーー!!!」
 
 ビュクッーーーーードビュッルゥゥゥゥッッ!!!

 膣内に埋まった怒張は暴発し、それに伴って激しく秘洞が蠢動する。
 「ぅあッーーーぐあぁッッーーーー!!?」
 三度目にして、最大の衝撃が迸り、秋雄の脳天へと突き抜けるーーー瞬間、彼はこよりの乳に顔を埋め、快感に打ち震える。
途端に視界は閉ざされ、押し寄せる柔肉の弾力に埋もれ息が出来ないほどに密着しきっていた。
 「はあぁぁぁぅいいィッッあぁ!! ぅあっあぁぁあ!!! い、イクのがと、とまんないーーーいよォォッ!!? んあ、はぁぁぁ!! 
あ、あつい、熱いのぉ!! あ、あなたのせーえきがいっぱい、どぴゅどぴゅ注ぎ込まれてすごいよぉッッ!! ああぁーーはあぁっぁあぁああ!!!」
 互いの腰と腰とが張り付き、満身の力で抱き合い、
押し付け合い秋雄は本日三回目とは思えないほどの大量の白濁を、凄まじい膣の収縮に煽られ導かれ吐き出し続ける。

 ごぽごぽと際限ない白液と愛液は混ざり合い秘唇と肉棒の隙間から溢れてはシーツを濡らす。
「ーーあぁ……あ……ッ! ふにゃぁ、ぅぁ……あッ……ああ、ふぁあ、あはぁ………ーーー!」 

 ーーーーわ、わた、し、わたし、こんなの気持ちよすぎて……!!! 駄ーー目ーー……!! 
 頭がーー真っ白に、もうなんにも考えられなくってーー……わたくしーーーー!!

 白い濁流が膣内を、その最奥の子宮を叩き続ける様も恐ろしいまでに心地よい。
 白濁が子宮に注ぎ込まれていくごとに、彼女の意識もまた、白く淀み掛かっていく。
 正直、もはや彼女の頭には当初のことはおろか、宿命のライバルであるはずのまじかるナース小麦や生みの親であるあんぐらーのこと、
果ては「人類総ウイルス化計画」のことなんかどうでも良くなりつつあったーーーそんな、何もかもが情欲の波濤に押し流されてしまいそうな、
その片隅で。


 「ーーーッッ!?」
 何の前触れ無く激しい震動が快楽の部屋を襲う。
 「なッ! なんですの、コレーー!?」
 彼らを取り巻く空気中の分子が急加速し、ぶつかり合いプラズマを発生させる。
 いつのまにやらこの部屋に展開されたカオスフィールドが崩壊を始めていたのだ。

 「そうですわ、これはーー!」
 ココにいたってようやくこよりにも理解できたようだ。ウイルスはより上位のウイルスに逆らうことは赦されない。その矛盾。
 アイドルやタレント、果ては二次元アニメキャラでもいい。ある強烈に崇拝する対象を持つ者に、多かれ少なかれ持ち合わせている歪んだ願望ーーー愛するが故に、萌えるが故に汚したい。殺したいほど愛している。愛と憎しみの始まりーーーそういった強烈な負の感情がウイルスによって増幅され、外へ吹き出た。
 小麦萌えなんて絶対に認めてたまるか。だから無理矢理にでも自分に萌えさせる。
 当初の目的はとうに完遂されていたのだ。だから本来は小麦に向けられるべき感じる感情、精神的疾患の一種はこよりに矛先が変わった。
だが、前述の矛盾はウイルスを狂わせ、カオスフィールドの時空に亀裂が生じ、崩壊を引き起こしてしまったのだった。
 かつて暴走したオタ群衆に襲われたときはかろうじて未遂で済んだが、今回はもう取り返しがつかない。しずめる方法はもう誰も知らない。
私に任せられても、その、なんだ、困る。導火線は既に点火し、破滅へのカウントダウンが始まる。
 このままでは拙い。拙い。つくづく思うが自分の流されやすい性分が恨めしい。おそらくウイルスの催淫効果もあったろうとはいえ乱れすぎた。
 「い、いけませんわ! ばッーー爆発ーー!? ちょっと離しなさい、離しなさいませ! こ、こら、惚けてる場合ではございませんわよ、
いつまでも呑気に浸ってないでーー!! ああ、もぉっ!!」 
 この体位は拙かった。きつく抱きすくめられ非力な彼女には身動きが取りにくく、もがいて身をよじるばかりだ。

 「や、やあぁんーーちょっと…!! この、いい加減にッ! って、あ、あらーー?」
 自分の胸にめり込んだ顔を引き剥がそうとするこより。だが、
 「う〜ん」
 「ーーし、死んでいる……で御座いますですわ」
 圧死していた。しかもこのまま硬直して。
 「Oh,Noォッ! ですわッ!」
 絶望だった。まさか自慢の胸が最後の希望を断ってしまったとは。
 このままではそれこそ首を乗っ取って鋼鉄製の棺にでも隠れて海底で百年間過ごすぐらいの勢いじゃないと助かりそうもないが、
魔法少女でも出来ることと出来ないことがあるわけで。
 「こんなッ! こんな終わり方ってーー!! このまじかるメイドがッ! そ、そんなのアリでございますかあぁぁッッーーーー!!?」
 どうせ邪道だし。腹上死って言葉をたまに聞くけどこんな感じだろうか。
 「イヤあぁぁぁぁですわあぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」

 ーーーー爆発。

 かつて某漫画誌で連載されていた某スナッチャー漫画の最終回よろしく、渡部宅はテトリスのブロックのように粉砕し、
爆煙を噴き上げる。


 そして。
 「ーーーげほっ! げほっ! な、何だか知らないけど、と、とにかく! 覚えてなさいませぇでございますですわあぁぁぁッッ!!!」
 お馴染みの捨てぜりふは忘れず、今宵もどこかに吹っ飛んでくれるこよりちゃんだった。
 胸を両手でしっかりと隠してるあたりさっきまでの淫乱さは嘘のようだ。
 いつも小麦に挑んで負け越しだったがよもや今回は不戦敗という結果になろうとは。
 「もぉ本当にインドで修行してくるでございますわよおぉぉ〜〜ッ!!」